代々受け継がれそして私たちが受け継いだ「業と心意気」を大切にして醤油造りを続けています。
そして私たちの造る醤油を通して「おばあちゃんおかあさんの料理の味」を子供や孫が受け継いでいく、
そんなお手伝いができたらと思っています。
杉の壁で覆われた木造3階造りの醸造工場は、昭和初期から中期にかけての醤油出荷量の増加に伴い、3代目が増改築したものです。
工場の構造も見所のひとつです。麹造りから仕込み、もろみの貯蔵、搾り、火入れまでの5つの工程の作業場は建物の高低差を巧みに利用して配置され作業が効率的にスムーズに進むように工夫されています。
見学を通して、工場の考え抜かれた構造からは日本人の知恵を、そして半世紀以上働き続けている機材と、所々に残されている役目を終えた機材からは、明治から昭和そして令和へと続いてきた醤油屋の変遷と職人たちの醤油造りへの思いを感じていただけると思います。
毎日の生活の中で何気なく使う醤油味噌は、日本人の食生活に欠かす事のできない古くからの大切な調味料です。原料の大豆や米などの穀類は、麹という菌の「力」と少しの人間の「手間」、1〜2年の「時」の中で発酵熟成し、醤油や味噌になります。
醤油、味噌の出来上がるまでの工程を体験して頂きたいと
醤油は3つ、味噌は1つの体験コースを設けました。